主なビタミン・ミネラルのはたらきカリウムナイアシン(水溶性)ビオチン(水溶性)ビタミンA(脂溶性)セレン亜鉛ナトリウムとともに細胞の浸透圧を維持する。腎臓のはたらきを助けたり、筋肉の動きをスムーズにするなどのはたらきがある。不足すると無気力、不整脈、手足のむくみなどが生じる。DNAやたんぱく質の合成にはたらき細胞の新生を促すなど、細胞や組織の代謝に欠かせない多くの酵素の構成成分で、免疫の機能や味覚・嗅覚を正常に保つ。不足すると味覚の異常、免疫低下、発育不良などが生じる。抗酸化物質としてビタミンEとともに過酸化脂質の分解などのはたらきがあり、抗ガン作用などの報告もある。不足するとフケ、シミが増える、老化が早まる、筋力が低下するなどが生じる。ビタミンB1(水溶性)ビタミンB2(水溶性)ビタミンB6(水溶性)ビタミンB12(水溶性)糖質・脂質・たんぱく質の代謝、皮ふの健康保持、血行改善、性ホルモンの合成、脳神経のはたらきを助ける。不足すると、食欲不振、頭痛、めまい、不安感、口臭などが生じる。パントテン酸(水溶性)脂質・糖質・たんぱく質の代謝、副腎を強化し、抗ストレス、免疫力を高める、自律神経のはたらきの維持、善玉コレステロールを増やすなどのはたらきがある。不足するとストレスに弱くなる、疲れやすい、風邪をひきやすいなどの症状が生じる。血管、皮ふ、粘膜の強化、コラーゲン合成にはたらく。免疫力を高め、血中コレステロール値を正常にする。また、メラニン色素の生成を抑えるなどのはたらきがある。不足すると肌のトラブル、風邪をひきやすい、貧血、疲労感、歯ぐきからの出血などが生じる。カルシウム・リンの吸収促進、歯・骨の形成、筋肉の機能を高める、ビタミンAの吸収を助けるなどのはたらきがある。不足すると筋肉のけいれん、骨がもろくなる、歯ぐきが弱るなどの症状が生じる。体内で必要量だけビタミンAに変わるため、過剰症の心配がない。β‐カロテン独自のはたらきとして活性酸素の害を防ぐことがわかり注目されている。糖質・脂質・たんぱく質の代謝、皮ふや髪の健康を保つなどのはたらきがあるビタミン。不足すると食欲不振、無気力、脱毛、白髪、皮ふ炎などが生じる。皮ふ、粘膜、目の健康を保つ、成長促進、免疫機能維持などのはたらきがあるほか、ガンの抑制効果があるといわれている。不足すると光がまぶしくなる、肌がかさつく、爪がもろくなるなどの症状が生じる。糖質の代謝促進、成長促進、神経機能を正常に保つ、精神を安定させるなどのはたらきがある。不足するとイライラする、疲れやすい、集中力の低下、胃腸障害などが生じる。たんぱく質・脂質の代謝促進、インスリンの合成、正常な免疫機能の維持などのはたらきがある。不足すると不眠、皮ふ炎、足がつりやすい、フケが多いなどの症状が生じる。葉酸と協力して赤血球を合成。神経組織を正常に保つなどのはたらきがある。不足すると悪性貧血、記憶力・集中力の低下、神経過敏、動悸・息切れ、味覚の低下などが生じる。脂質の代謝促進、成長促進、粘膜の保護、過酸化脂質を分解するなどのはたらきがある。不足すると口内炎、目の充血、髪の毛のトラブルなどが生じる。ビタミンC(水溶性)ビタミンD(脂溶性)β‐カロテン過酸化脂質を分解して細胞膜をまもり老化を防ぐ、血行改善、生殖機能の維持などのはたらきがある。不足すると肌にシミができやすい。肩こり、冷え症、不妊、生理痛、更年期症状などが生じる。柑橘類に多く含まれるヘスペリジンや、そばに多く含まれるルチンなどを総称したもの。壊れやすい性質を持つビタミンCを安定させ、抗酸化作用を支えるはたらきがある。血液凝固にはたらく、骨へのカルシウム沈着を助ける、内出血の防止などのはたらきがある。不足すると出血が止まりにくい、骨が弱くなる、青あざができやすいなどの症状が生じる。ビタミンPビタミンE(脂溶性)ビタミンK(脂溶性)ビタミンB12と協力しあい赤血球の産生、たんぱく質と核酸の合成、細胞の再生に関与するなどのはたらきがあるビタミン。特に妊娠中、授乳中は欠かせない栄養素。不足すると貧血、健忘症、動悸、倦怠感、食欲不振などが生じる。葉酸(水溶性)栄養素について69PrimaryHealCareプライマリーヘルスケア
元のページ ../index.html#70