総合カタログ
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角質層)6Personal Care[パーソナルケア]角質層(透明層)顆粒層有棘層基底層線維芽細胞弾力線維膠原線維表皮は上から、角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4つの層から成り立っています。コラーゲンやエラスチン・ヒアルロン酸を中心に構成されています。肌のハリや弾力を保つ役割を担っています。かりゅうそうゆうきょくそうこうげんせんい皮ふのいちばん外側にあり、扁平な核のない角質細胞が10〜20層くらい重なっています。角質細胞の中には、天然保湿因子(NMF)があり、水分を保つはたらきをし、細胞の間をうめている細胞間脂質が、水分をキープする重要なはたらきをしています。手のひらと足の裏のみに存在する層です。紫外線を反射させ、体内への侵入を防ぐはたらきをしています。5層(透明層含む)の中でもっとも厚い層です。流れているリンパ液が表皮細胞に栄養を与えています。表皮のいちばん下にあり、表皮細胞を生みだしています。つくられた細胞は変化しながら徐々に上に押しあげられ、最後はアカとなって落ちます。また基底層には、メラノサイトという色素細胞があり、紫外線などの刺激によりメラニン色素を生成します。※基底層の最下部、真皮との間には“基底膜”が存在し、表皮と真皮をつないで体内から供給される水分や栄養分を表皮に届ける役割をしています。繊維状のたんぱく質で、網の目状にはりめぐり、肌のハリを保っています。コラーゲンと結びついて、肌の弾力を保っています。コラーゲンやエラスチンをつくり出す細胞です。線維芽細胞の活発なはたらきにより、肌のハリや弾力がまもられます。コラーゲンやエラスチンの間をうめているゼリ−状の物質。ヒアルロン酸などの保湿成分で満たされ、肌のうるおいを保っています。天然保湿因子(NMF)細胞の間をうめている“モルタル(セメント)”のようなもの。水分をキープし、肌のバリア機能を担っています。>>>詳しくはP77をご覧ください。角質細胞NMF皮脂膜水分細胞間脂質皮脂と汗によってできる天然のクリーム。肌表面をおおい、乾燥から肌をまもったり、細菌の繁殖を防いでいます。肌のメカニズム基礎知識(エラスチン)(コラーゲン)基質●角質層・・・・・・・・・・・・・ (透明層・・・・・・・・・・・・・●顆粒層・・・・・・・・・・・・・●有棘層・・・・・・・・・・・・・●基底層・・・・・・・・・・・・・●膠原線維・・・・・・・・・・ 〈コラーゲン〉●弾力線維・・・・・・・・・・ 〈エラスチン〉せんいがさいぼう●線維芽細胞・・・・・・・●基質・・・・・・・・・・・・・・・・ナチュラルモイスチャーライジングファクター表皮の構造と役割真皮の構造と役割細胞間脂質●肌の角質層水分皮脂膜●表皮の構造●真皮の構造角質層にたっぷりのうるおいを与えるとともに、逃がさないようにキープできる肌の力を育てることが大切です。肌のエイジングを止めることはできませんが、スキンケアでそのスピードを遅くすることは可能です。Guide2Guide3水分を引き寄せる成分で、角質層内部のうるおいを保っています。「わたしにいいもの 選べるマンスリー」「わたしにいいもの 選べるマンスリー」掲載されているすべての商品(販売終了商品、販売終了予定商品は除く)にマンスリーパックが設定できます。3.角質層のうるおいをまもる角質層のうるおいは「水分」「NMF」「脂質」の3つのバランスが整って保たれています。肌表面を皮脂膜がおおい、水分を逃がさないようにまもっています。4.肌のエイジングスピードを遅らせる個人差はありますが、肌は20歳を過ぎると徐々にエイジング(加齢現象)が始まります。うるおいをまもる皮脂膜ができにくくなったり、角質層の水分が減少して刺激に対しても弱くなります。さらに弾力やツヤも失われ、シミやシワ・たるみなどがあらわれます。

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